【沖縄のおすすめレンタルオフィス11選】海外・ITビジネス拠点として注目！

沖縄県は国際物流の活発さや特別な税制、IT企業の増加傾向などの面から、ビジネスの拠点として徐々に注目を集めています。温暖な気候と充実した観光地のもとで働けるという、メンタル面でのメリットも期待できるでしょう。

「沖縄での事業展開に興味がある」「東南アジアを中心とした海外展開を目論んでいる」と、沖縄のレンタルオフィスを活用することを、検討中の経営者の方もおられるのではないでしょうか。

当記事では沖縄でレンタルオフィスを借りるメリットや沖縄の周辺施設・アクセス状況などを紹介しつつ、編集部が厳選した「沖縄のおすすめのレンタルオフィス11選」を解説します。

沖縄でレンタルオフィスを借りるビジネスメリット3つ

沖縄県は、亜熱帯海洋性気候に属する日本唯一の都道府県です。黒潮が流れる温かい海に囲まれていることから、1年中高温多湿という特徴があります。

実際に年の平均気温は那覇市で約23℃と、東京や大坂の平均と比較して6〜7℃高くなっています。とくに冬の平均気温は他地域よりも約10℃も高く、1991年からの20年間でも平均気温が15℃を下回ったことはありません。

また、沖縄の特徴として平均年齢が約43歳と全都道府県中もっとも若い点が挙げられます。自社に若い人材や感性を取り入れるには最適な県ではないでしょうか。

さらにビジネスパーソンにとっての沖縄の大きな魅力は、さまざまなビジネスチャンスが眠っていることにあります。以下では、沖縄でレンタルオフィスを借りることによるビジネスメリットを3つ解説します。

メリット1．東南アジアマーケットの中心地として海外展開・マーケティング拠点に使える

沖縄は国内およびアジアの主要都市まで、航空機で4時間圏内という立地です。中国や韓国、台湾、フィリピンなどの人口20億人以上の巨大マーケットへ、スピーディにアクセスできます。シンガポールやマレーシアとも比較的近くなっています。

※出典：沖縄の位置(いち)／沖縄県

また、24時間運用できる那覇空港の存在、空港と港が約10分で隣接する立地など、国際物流のハブとして高いポテンシャルを誇ります。那覇空港は2022年3月には全長2,700mの第2滑走路が併用開始されていることから、沖縄は本土や外国の物流拠点としての機能をさらに高めることになりました。

立地から見る沖縄のもう1つのメリットはマーケティング面です。沖縄には全都道府県から観光客が集まることから、マーケティング拠点として市場調査や販路拡大を進めやすくなっています。集まってきた国内外の観光客やビジネスマン相手に、自社ビジネスをPRすることも可能です。

メリット2．沖縄独自の税制優遇措置を利用できる

沖縄県には、沖縄独自の税制優遇制度があります。これは沖縄の特殊な事情に鑑み、国として「沖縄振興」に取り組んでいるためです。

具体的な税制優遇措置は次のとおりです。

■ 所得控除
法人税の課税対象所得の最大40％を損金として参入できる（法人実効税率は約20％で、標準実効税率約30％より約10％より低くなる）

■ 投資税額控除
機械設備などを新設・増設した場合に、その取得価額の一定額を法人税額から控除できる

■ 特別償却
機械設備などを新設・増設した場合に、その取得価額の一定額を特別償却費として経費に参入できる（個人事業主も活用可能）

また、上記以外にも対象となる事業や施設に対応した、地域ごとの特別な税制優遇措置（事業税・不動産取得税・固定資産税・事業所税について）などを受けられる可能性があります。

具体的には、沖縄は「国債物流拠点産業集積地域」「情報通信産業振興地域」「経済金融活性化特別地区」「産業イノベーション地域」「観光地形成促進地域」などの経済特区を設置しており、地域ごとに適したビジネスについてさまざまな優遇措置を利用できます。

メリット3．IT産業の島として急成長しつつある

沖縄には、ITエンジニアやゲームプログラマーなどが勤務するIT企業が増えていることをご存じでしょうか。2022年現在、県外から多くのIT関連企業が参入しています。

沖縄のIT系企業には、ITソリューションやシステム開発、Webデザインなどを総合的に請け負う株式会社シナジーや、旅行予約サイト「たびらい」「tabiraiJAPAN」「ちゅとらく」などを運営する株式会社パムなどがあります。沖縄県内の携帯電話事業シェアを大きく獲得する沖縄セルラー電話株式会社も有名です。

2019年時点での沖縄の情報通信関連企業は490社・雇用者は約3万人と、2002年と比べて企業数が約10倍・雇用者数約5倍と跳ね上がりました。

※出典：沖縄の情報通信産業／沖縄県

沖縄は現在も、県の戦略産業として情報通信関連産業の振興に力を入れています。これは日本・海外の各企業が、本土被災時のバックアップセンターや、IT系人材育成のための研修制度・施設などを充実させたい背景があるからと考えられています。

今後も沖縄は、東南アジアマーケットの中心部として国際的な情報通信拠点を目指し、IT分野での高度化や多様化、および国内外からの企業進出などを進めていくのではないでしょうか。

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沖縄の周辺施設やアクセス・利便性

沖縄県のレンタルオフィスを利用するにあたって、周辺のビジネス環境や地域振興の状況、交通アクセス・利便性の事前確認は大切です。以下では沖縄でのビジネスに関係する、主な施設や交通アクセスを解説します。

沖縄の周辺施設

沖縄が国内外の情報関連産業の一大拠点となるためのプロジェクトの一環として、県内に「沖縄IT津梁（しんりょう）パーク」が設立されています。貸し出し可能な会議室や知的創造活動・企業の入居支援、アジアIT研修施設など、ビジネスに関するさまざまな活動を支援しています。

2022年3月現在、沖縄IT津梁パークに入居している企業は主に次のとおりです。

■ IT系企業
凸版印刷株式会社・株式会社ユービック・株式会社ソフトウェアセンター・沖縄クロス・ヘッド株式会社など

■ 研修サポート企業
株式会社富士通ラーニングメディア・株式会社デジタルデザインサービスなど

■ 業務（経理など）サポート企業
株式会社NTTデータスマートソーシング・RATIO株式会社・株式会社小林労務など

ビジネス関係の施設が成長する一方で、沖縄は日本でも有数の観光スポットです。国内外からさまざまな属性の人が一堂に会します。息抜きで観光地へ足を運ぶのもありですが、マーケティング調査やビジネスでの交流などの目的で訪れるのもよいでしょう。

沖縄のお土産を調べるなら国際通り、沖縄の食を見るスポットなら第一牧志公設市場などが有名です。

取引先との接待や息抜きに沖縄の観光地を巡るなら、沖縄のシンボルの1つである首里城公園や観光テーマパークとして有名なおきなわワールド、識名園・中城城跡・今帰仁城跡などの世界遺産9箇所などがおすすめスポットです。

沖縄の交通アクセス環境

先述した那覇空港が利用できることから、国内の主要都市へのアクセスは問題ありません。東京や大阪など空港がある都道府県の本社・支社と、連携が取りやすいのは沖縄でビジネスを行うメリットです。輸入・輸出が進めやすいのも沖縄の強みといえます。

沖縄県内はモノレールやバス、タクシーなどを用いて移動できます。那覇空港駅からてだこ浦西駅を運行する沖縄唯一の電車「沖縄都市モノレール ゆいレール」や、沖縄全域をほぼ網羅する路線バス、空港からホテルをつなぐ「空港リムジンバス」などを利用しましょう。

ゆいレールは沖縄の各都市部をつないでおり、国際通りや第一牧志公設市場などの沖縄の主要スポットへもアクセスしやすくなっています。最西端の那覇空港駅から県庁前駅までは約12分、最東端のてだこ西浦駅までは約38分です。約40分以内で、すべての駅に停車します。

※出典：路線図｜ゆいレール

また、レンタカーやレンタルバイクといった移動手段を用いれば、モノレールやバスが通っていない場所へも自由にアクセスも可能です。

沖縄のレンタルオフィス11選！概要や特徴を解説

以下では11のレンタルオフィスそれぞれの特徴・アクセス・サービス内容・料金・営業時間などを解説します。

レンタルオフィス1．Regus（リージャス）ホークシティ那覇ビジネスセンター

「Regus（リージャス）ホークシティ那覇ビジネスセンター」は、会員250万人・3,400拠点を誇る世界的なレンタルオフィス事業「Regus」のレンタルオフィスです。

ゆいレール県庁前駅から徒歩5分、那覇空港からレンタカー・タクシーを用いて10分で到着できる、那覇市メインオフィス街に店舗を構えています。立地が沖縄県庁の向かい・国際通りから徒歩1分と、取引先や顧客が場所を覚えやすい点もメリットです。周辺にはビジネスホテルやコンビニもあります。

設備は無料Wi-Fiからオフィス家具まで、ビジネスで必要なものを揃えています。内装は白・黒・木目調を基本としたシンプルな色合い・構造です。コワーキングスペースやバーチャルオフィス、貸し会議室など、事業者ごとに必要なプランをお選びください。

レンタルオフィス2．Regus（リージャス）COI那覇ビルビジネスセンター

「Regus（リージャス）COI那覇ビルビジネスセンター」は、世界的なレンタルオフィスブランド「Regus」のレンタルオフィスです。有数のビジネスエリア那覇市の久茂地（くもじ）に位置しており、近隣には沖縄銀行や株式会社パムなどの大手金融会社・IT企業・旅行代理店などが揃っています。

同じ那覇市にあるRegusの店舗「ホークシティ那覇ビジネスセンター」と同じく、ゆいレール県庁駅前から徒歩5分、那覇空港から10分程度の立地に構えています。近くにはスカイレンタカー那覇店や多数の駐車場も構えており、車での移動や出勤がしやすい点も当店舗の特徴です。車での来訪顧客が多い、士業や対面ビジネスの方にもおすすめできます。

設備も他のRegusと同じく、ビジネスを問題なく行えるレベルで揃っています。コワーキングスペースやバーチャルオフィス、貸し会議室などのプランを、ビジネス内容・事業規模に応じてご利用ください。

レンタルオフィス3．howlive タイムスビル店

「howlive 名護宮里店」は、沖縄各地に5店舗を構える地域密着のシェアオフィス・コワーキングスペース「howlive」ブランドのレンタルオフィスです。沖縄のビジネス街である久茂地（くもじ）エリアに位置しています。

当店舗が構えるタイムスビルのテナントには、沖縄の新聞社沖縄タイムスの本社や、さまざまな設計・製造・加工などを請け負う株式会社阪技、会計士事務所などが入っており、ビジネス的な出会いやインスピレーションを期待できます。ゆいレール県庁駅前から徒歩圏内のアクセスのよさも、当店舗のメリットです。

設備は無料Wi-Fiやミーティングルーム、テレビ会議ブース、フリードリンク、複合機などを揃えています。またhowlive独自の「6つのレイアウト」として、集中・コラボレーション・コミュニケーション・クリエーション・フォンブース・ミーティングルームを使い分け可能です。

またhowliveの個室のレンタルオフィスプランは、登記やゲスト利用などのオプションがあらかじめ含まれています。別プランにはバーチャルオフィスやドロップイン（一時利用）、ワーケーション、クラウド利用などがあります。

レンタルオフィス4．howlive 名護宮里店

「howlive 名護宮里店」は、沖縄各所に構えるシェアオフィス・コワーキングスペース「howlive」ブランドのレンタルオフィスです。

当店舗が入っている南西ビルのテナントには、スーパーマーケットのCOOPや沖縄タイムスの支社、トレーニングジムなどが入っています。向かいには名護市営球場（タピックスタジアム名護）や名護市営テニスコートなどのレジャー施設や自然で有名な、21世紀の森公園が広がっています。気分転換にはもってこいです。周辺には駅がないため、本部循環線や国道58号線を利用した車でのアクセスが基本になります。

他のhowliveの店舗と同じく、レンタルオフィスプランなら設備関係のオプションがほとんど付いてきます。別プランとしてバーチャルオフィスやドロップイン（一時利用）、ワーケーション、クラウド利用などが可能です。

レンタルオフィス5．howlive 宮古島店

「howlive 宮古島店」は、沖縄に密着したレンタルオフィスを展開する「howlive」ブランドの店舗です。同じブランドの店舗には、名護宮里店やタイムスビル店があります。

宮古島に構えている当店舗は、世界中の観光客やビジネスマンと触れ合えるチャンスがあります。レンタルオフィス・コワーキングスペースが少ない宮古島でのビジネスを可能にする点もメリットです。

インターネット上でやり取りが完結できるIT系企業や、温暖な気候の中でゆったりと居住・仕事をしたいフリーランスの方などにおすすめです。

他のhowliveの店舗と同じく、レンタルオフィスプランなら無料Wi-Fiやオフィス関係の設備のほとんどが付いてきます。個室の料金が55,000円〜/月と、他店舗よりも半額以上安いのも宮古島店の特徴です。プランによっては1ヵ月契約や3日契約などもできるため、短期間のワーケーションの際にもぜひご利用ください。

レンタルオフィス6．RJ WORKS

「RJ WORKS」は、沖縄県那覇市のメインストリートである国際通りに面するレンタルオフィスです。

内部には高級感溢れるフリースペース、シックかつシンプルな仕事スペースなどがあります。沖縄の気候を一身に浴びられる屋上テラス・喫煙スペースも利用可能です。また、国際通りに面していることから、近隣には飲食店・ショップなどのあらゆる商業設備が揃っています。ゆいレールの最寄り駅より徒歩3分圏内のアクセスのよさも当店舗の特徴です。

さらにRJ WORKS独自のサービスとして、弁護士・税理士・司法書士などへの相談やシェアカー・シェアサイクル、株式会社RJ・金融機関からの出資・投資などが利用できます。スタートアップ・ベンチャー企業にもおすすめのレンタルオフィスです。

レンタルオフィス7．KEEP FRONT（キープフロント）

「KEEP FRONT（キープフロント）」は、沖縄初のレンタルオフィス・貸し会議室として10年以上の運用実績を持つレンタルオフィスです。

ゆいレール・路線バスとさまざまなルートからアクセスしやすい立地に店舗を構えています。周辺にはコンビニ各社や沖縄銀行、琉球銀行、海邦銀行、郵便局などが立ち並びます。

当店舗は「少人数用のオフィス」として、初期費用や月額を抑えつつビジネス用として必要な設備を揃えたレンタルオフィスです。バーチャルオフィスプランや最大40人収容の貸し会議室なども利用できます。開業・起業したばかりの若い事業主におすすめです。

レンタルオフィス8．Brilliant Port

「Brilliant Port（ブリリアンポート）」は、白いビルに青いリボンがデザインされている特徴的な外観をしているレンタルオフィスです。

ゆいレールの美栄橋駅からは徒歩15分、那覇空港から車で15分の国道58号線沿いに店舗を構えています。周辺にはコインパーキングや銀行、コンビニが徒歩3分圏内に揃っています。当店舗の目の前には海が広がっており、絶好のオーシャンビューを楽しみながらの業務が可能です。

個室は1〜4人用、クラウドオフィス（バーチャルオフィス）あり、会議・試験・面接・セミナーなどに使えるレンタルスペースと、ビジネス用の施設は一通り揃っています。

レンタルオフィス9．O2 OKINAWA OFFICE

「O2 OKINAWA OFFICE」は、「すべての事業者の、沖縄の拠点に」をコンセプトに掲げた地域密着型のレンタルオフィスです。

当店舗はゆいレール旭橋駅や那覇バスターミナルから直結、那覇空港からも車で7分と、非常にアクセスしやすい立地に構えています。内装はデザイン性や植栽があふれる空間となっており、自社業務や商談を心地よく進められる環境といえるでしょう。周辺にはコンビニやカフェ、県立図書館、ビジネスホテルなどが揃っています。

またO2は、沖縄県内の金融機関や事業相談窓口と提携しています。新規事業展開やサテライト拠点、テレワークなどさまざまオフィス需要を満たすことが可能です。無料Wi-Fiや複合機、簡易キッチン、ランドリー・乾燥機などの設備も整っているのも嬉しいポイントです。

レンタルオフィス10．BAオフィス

「BAオフィス」は、沖縄のランドマークであるパレットくもじ内に店舗を構えるレンタルオフィスです。ICTの活用をコンセプトに掲げ、さまざまなICTツールの貸し出しを行っています。

周辺には沖縄県庁や那覇市役所などの官公庁、国際通りなどの繁華街、那覇バスターミナルなどがあり、あらゆる面での利便性に優れた立地となっています。取引先や顧客にとっても非常に利用しやすいオフィスといえるでしょう。

BAオフィスはレンタルオフィスプラン以外にも、フリーデスク（シェアオフィス）、バーチャルオフィスプランなどがあります。

またBAオフィス独自サービス「専用電話番号の付属」があり、BAオフィスから外出・出張している場合でも、お手持ちのスマホにアプリ「MOT/Phone」をインストールすることで会社の電話機として使えます。他にもクラウド「MOT/Cloud」を用いた、グループ全体のスケジュール・進捗管理や名刺登録などが可能です。

レンタルオフィス11．Kismet Door（キスミットドア）

「Kismet Door（キスミットドア）」は、「低コストかつ高付加価値のオフィスで、ビジネスをスタート。」を掲げたレンタルオフィスです。沖縄有数のビジネスエリア久茂地に店舗を構えています。

久茂地の立地を活かした交通アクセスのよさ、充実した周辺施設などの恩恵をうけられる立地です。電車・車・バスなどさまざまな手段で通勤できます。

設備にはオフィス家具や無料Wi-Fi、エアコン、セキュリティなどビジネスに必要なものが揃っています。また来客対応や電話対応、郵便物の受付、タクシー・ハイヤー・飛行機や新幹線の予約などの、コンシェルジュサービスも利用可能です。